在宅での看取り

誰でも人生にいつか終わりが来ます。

高齢になって体の機能が低下し、自然に死を迎えることを「自然死」や「老衰死」と呼んでいます。

草木も枯れるように、人間も食事が摂れなくなりだんだんと体が弱る、これを受け入れて

尊厳が守られる最期を選択する方が増えています。

その時になって考えることはなかなかできません。「今すぐ返事を」と迫られる状況もあり得ます。

自分だったらどうしたいか、どこまでをしてほしいか、などを元気なうちに

家族も交えて考える機会を持つことが大切です。

病院で聞かれることは「救命処置をしますか？」

心臓マッサージや人工呼吸器を受けるかどうか・・・。

心臓マッサージをして一瞬心臓が動いたとしても、維持していく体力がない場合が多く

無理な救命処置を受けないで、自然に、家族に手を握ってもらい、あの世へ旅立つ

そんな最期の方が幸せだったりします。

食事が摂れなくなってきた場合「胃瘻をしますか？」と聞かれることもあります。

胃瘻を作ったからといって、永遠に生きるわけではなく、胃瘻があっても誤嚥することもあります。

高齢で食事を受け付けない体になった場合、好きなものを好きな量だけ口から食べて、という選択も

あると言うことです。

人それぞれの考え方や希望があると思います。

自分の希望や考え方を家族に理解してもらっておく事が大切なんですね。

病院ではなく、自宅で最期を迎えたいと思う方もたくさんいらっしゃいます。

自宅での看取りのメリットやデメリットなど、悩んだらいつでもご相談ください。

利用者様が望まれることを、前向きにできるよう、ころんずは支えます。